糖尿病と指摘後、医療機関を受診するかを予測

私的誤1糖尿病は初期の段階ではほとんど自覚症状がないか、ごく軽いことが多い。そのため健康診断などで糖尿病と指摘され医療機関の受診を勧められても、実際に受診するのは3分の1程度にとどまっている。

ところが血糖値が高い状態が続くと、合併症が起こる。精神障害、網膜、腎臓が三大合併症そのほかにも心血管疾患、がん、認知症などさまざまな疾患のリスクを高める。糖尿病は早期に発見し治療をすれば症状の悪化を防ぐことが出来る。

 そこで1万人の糖尿病該当者を対象に半年以内に受診するかどうかを「機械学習」の手法で分析した結果、受診しないのは4つの項目(表)に該当することがわかった。4項目を調べることで受診行動を一定程度予測できる。少ない項目だけで予測できるので効率よく医療機関につなげる仕組みを作ることに役立つと考えている。

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