国産ワクチン開発間近に

厚生労働省の専門部会は30日、米国のジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの製造販売を承認することを了承した。これを受けて厚労省は速やかに承認する方針。現在国内で承認されている新型コロナウイルスのワクチンはファイザー、モデルナ、アストロゼネカ、ノババックスの4種類。

 国産ワクチンや薬の「緊急承認」制度を創設する改正医薬品医療機器法が13日の参議院本会議で可決し、成立した。現行制度は海外の判断に追随しがちなため、これを改めて国産薬を迅速に承認できるようにする。

 国産ワクチンの開発状況は、塩野義製薬が開発中のワクチンを「緊急承認」制度を活用し、6~7月をめどに厚生労働省の承認申請する方針を明らかにした。2022年度中に供用開始を目指している。国産ワクチンは塩野義製薬のほかにアンジェス、第一製薬、田辺三菱製薬などが開発を進めている。

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