国民から理解を得られる国葬を

7月8日安倍元首相が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡するという衝撃的な事件が起きた。政府は国葬を9月27日に日本武道館で行うことを閣議決定した。国葬とする理由について、憲政史上最長の8年8カ月にわたり首相を務めたこと、外交で高い評価を受けたこと、民主主義の基盤である選挙中に銃撃を受けたことなどを挙げている。

内政や外交の実績への評価は理解できるが、国葬への慎重論もある。NHの調査によると国葬実施を評価するは49%、評価しないは38%となっている。不慮の死を遂げた元首相を悼む環境が何よりも大切。今回の国葬が世論の分断を広げることのないように政府・与党は努めるべきではないか。

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